友、遠方より来る

2002年01月12日(土曜日) 天気:今朝の気温:午前6時現在-6.2度

トマム駅ホームにて

冬のトマム駅

友、遠方より来る

土曜日の朝、自宅の電話が鳴りました。電話の主は担当者の学生時代の友人です。
東京で働いている彼ですが、どうやら今日は函館に上陸しているようです。
そうか、こないだ駅のホームから酔っぱらってかけてきた電話で、「1月12日に行きマース!」とか叫んでいたっけ。
今度は本当に来たんだな。
「もしもし、今、市場にいるんですけど何か買っていきますか?」
おー、よしよし。なかなか殊勝なことを言うやつよ。気を使わなくてもいいのに。
「そうか、じゃあカニ買ってきてくれ。」
「イヤです。」
気持ちいいくらいあっさりと断ってくれました。

歩いて来い

午後1時。先ほどの友人から再び電話がかかってきました。
「登別温泉でのんびりしていたら、占冠駅に停まる列車に間に合わなくなりました。トマム駅まで迎えに来てくれませんか?」
「歩いて来い!」
札幌駅から占冠村へはJR石勝線経由です。半分近くの特急は占冠駅に停まりませんが、アルファリゾートトマムのあるトマム駅には全部の特急が停車するのです。
占冠駅のある中央部からトマム駅までは約25キロほど。
この粉雪舞う寒い日に、歩くにはちょっと遠い距離です。
というわけで、トマム駅までやってきました。

気分は鉄道員(ぽっぽや)

トマム駅のホームです。
誰もいない粉雪の舞うホーム。キュッキュッ・・・、聞こえるのは雪を踏みしめる自分の足音ばかり。
やがて聞こえてくる汽笛の音。よし、そろそろ準備に入ろうか・・・。
・・・そこはもう「ぽっぽや」の世界。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台となった幾寅駅(幌舞駅)は、ここから車で約30分です。

ようこそ

自分の世界にひたっているうちに、スーパーおおぞら7号がホームに滑り込んできました。
次々に降りてくる乗客の皆さん。そのままアルファリゾートトマムへと続く歩道橋の方へ歩いていきます。
ようこそ占冠・トマムへ。
素晴らしい休日となりますように。

いらっしゃい

「どうも。」
後ろからの呼びかけに振り向くと、温泉でさっぱりした友人が立っています。
「おう、良く来たな。」
「この駅で降りて、トマムリゾートとは反対側に歩いていく人間って我々ぐらいですよね。」
そう言われてみれば、そうだよね。

飲み過ぎ注意

友、遠方より来る。
はるばる来てくれてありがとう。
好きなだけ食べて飲んで話して、日頃の疲れを癒していってください。
再会からおよそ7時間後、食べまくって、飲みまくって、しゃべりまくって、すっかりできあがってしまった友人。
そろそろ限界かも。
「そろそろ寝たら?」
「うるさい!ラーメン食わせろ!」

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