占冠村書道クラブ夜の部

2001年02月19日(月曜日) 天気:今日の気温:午前6時現在 -17.4度

占冠村書道クラブ夜の部

またの名を「お弁当を楽しむ会」

隣の方が楽しそう

時間は午後5時30分。占冠村役場2階の相談室では、淡々とカーリング協会の理事会が行われています。
議題は、今月21日から行われる「カーリング協会会長杯」の抽選についてです。
真面目な議論が続けられる中、隣の部屋から聞こえてくる笑い声。
「いやぁだ。ちょっと!」
「キャハハハハハ!」
隣では、一体何をやっとんじゃ?

ここにいてはいけない

「失礼しまーす。」
明るい声が響く室内へ入っていきました。
床一杯に敷かれたビニールシートの上にいくつも広がる作品の数々。
その真ん中には、馬鹿でかい真っ赤な座布団?が。さらにその上には所狭しと広げられたお弁当やらポットやら。
「失礼ですが・・・、書道クラブですよね?」
「失礼ね。当たり前でしょ。」
現在、占冠村書道クラブのメンバーは11名。今は、5月に行われる北海道書道展への出展に向けて猛特訓中なのだとか。
「すみません。みなさんの写真を撮らせていただいてよろしいですか?」
「どうぞどうぞ。」と答えてくださる皆さんの中で、カメラを逃れ、部屋の隅っこに隠れた方が若干1名。
「だめよ。今日私はここにいないはずなの。ダンナに黙って来たんだから。」
今日、夜の部の練習に来られたのは二瓶さん、山中さん、藤田さん、日頃の夕食作りへの不満からストライキをおこしていらっしゃる?匿名希望のYさんの4名です。
いいじゃないですか。
晩飯作るよりも、書道で心を磨くことの方が大事です。たぶん。

起きてますか?

質問にはつらつと答えてくださった山中さん。
撮影時の印象とは裏腹に、あとで写真を見ると何故かとてつもなく眠そうな顔で写っていらっしゃいます。
写真は真実を写すと言います。
本当は腹一杯ご飯を食べた後で、この上なく眠かったのかもしれません。

奥が深い

「作品を1枚撮らせていただきたいのですが。」
「ああ、それならこれがいいよ。1年に2回ほど指導に来てくださる先生が書いたものだから。」
「・・・これがですか?これが上手いんですか?僕にはわからないなぁ。」
夏目漱石さんの小説「坊ちゃん」の中でも、主人公の坊ちゃんがうやうやしく掛けてある書を見て、いちゃもんをつける場面がありますが、やはり素人に上級の書の巧拙はわかりません。
「これは何ですか?」
「近代詩文です。」
「そうですか。なるほど。」
本当は全然わかっていません。

本当に書きます

左が山中さん、右が占冠中学校の藤田先生です。
「ただいま会員募集中!」(山中さん)
「ついでに私はイイ男募集中!」(藤田先生)
どこまで本気なのか、漫才コンビのようなお2人です。

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