赤石家

ようやくつながったインターネットを試す赤石秀輝クンとお母さん。
「ほら、あんた。しっかり覚えておきなさいよ。」
「まーかせとけって。」
軽快にキーボードを叩く秀輝クン。
仲の良い親子の写真を撮ってみます。
「ちょっと写真なんかとらないでよ。化粧もしてないんだから。」
「ごめんなさーい。」
でも、ホームページに流してしまいました。今度会ったら謝りますね。

「へーぇ。」
ちょっと離れたところからパソコン画面を覗きこむのは、「役場で一番熱い男」赤石秀明さんです。
つい最近も、その熱い心のおもむくままにデジタルビデオカメラを買いました。
購入の理由は、「パトリックを撮りたいから。」
今年2月28日から3月9日の日程で行われたアスペン姉妹都市提携10周年記念訪問に、赤石さんご夫妻も参加されました。
その際、我々全員がケインさんという方のご家族に大変お世話になったのです。
そのケインさんの息子であるパトリック君が、来月赤石さんの家にホームスティします。
パトリック君の日本での姿を撮影して、アメリカのご両親に渡すのがビデオカメラ購入の目的です。
受けた恩は全力で返す。さすが義理人情に生きる熱き男です。
「だってさぁ、買いたいと言ったときはもう買ってるんだもん。」
奥様も横であきれ顔。

インターネット接続に盛り上がるみんなを横目に、ゴロリと横になる赤石さん。
「あーあ、オレはわかんねぇや。あんたら自由に使ってや。」
そんなことを言いながらも、表情はとても幸せそうなのでした。