T-DOCのスノーシュートレッキング

2001年01月11日(木曜日) 天気:午前6時現在-18.4度

スノーシュー

去年の暮れも押し迫ったある日、占冠村のサイクリングターミナルで働くお兄さんが産業課へ来て言いました。
「来年、T-DOCのスノーシュートレッキングをやってみようと思うんだ。」
「へぇ。いいじゃないですか。」
「一緒に参加しませんか?」
「はぁ?」
寂しかったのか、それともただ単に人数が足りなかったのか、何が何だかわからないうちに参加者の一人になっていました。
「まぁ、いいか。一度スノーシューを履いてみたかったし」
そして今日がそのスノーシュートレッキングへの参加当日でした。

*T-DOC・・・「Tomamu Do Outdoors Club」の略。トマムの自然を愛し、トマムの自然を知り尽くした素敵なお兄さん・お姉さん達が、様々な体験メニューアイテムを提供しています。
*スノーシュー・・・西洋かんじきのことです。今でも日本の雪国では圧雪されていない雪原を歩くとき、竹などで作った「かんじき」を履いていますが、いわばその西洋版です。

隠密行動

よっしゃ、行ってみますか。
T-DOCの受け付けへ向かう途中、今回の参加者の一人A氏が奇妙な提案をしました。
「ツアー中は自分の名前とか職業を言わないこと。だって恥ずかしいじゃない。それに気を使わせちゃうかもしれないし。」
・・・水戸黄門みたいなことを言うやっちゃ。そう思いつつ特別反対する理由も見当たらないのでそうすることにしました。
親切丁寧に説明してくれたガイドのお姉さん。ごめんなさい。実は今日の野郎4人組は僕達です。

さあ、行こう

T-DOCのゼッケンをつけ、ストックも各自に合う長さに合わせてもらい、
スノーシューを履いて出発の準備完了。

びっくり

写真はキツツキに突つかれまくったために倒れてしまった木の根元だそうです。
横には倒れた木の幹の部分が横たわっていました。

資源豊富?

 上の木の幹だった部分です。エサとなる虫が多くいるため、キツツキが突っつく木には枯れかけたものが多いそうです。でも、倒れるほど突っつくということはよっぽど美味しいエサがたくさんあったんでしょうか。

知ることは豊かになることである

これもキツツキの突ついた跡だそうです。
普段見落としがちな森の動物たちの足跡や、何気なく見ている草花の名前。
それらを少し知るだけで森の散策も以前よりずっと楽しく、充実したものになるでしょう。
T-DOCのスノーシュートレッキングツアーでは、約1時間の行程の中で色々な木の見分け方や森の動物たちのお話など、興味深いお話をたくさん聞くことができます。
トマムへお越しの際、機会があれば是非参加してみてください。きっとご満足いただけることと思います。

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