占冠駅

2000年02月21日(月曜日) 天気:今朝の気温-11度

JR占冠駅構内

JR占冠駅

JR占冠駅です。上り下りあわせて1日あたり12本の特急電車が停車します。
ちなみにアルファリゾートトマムと直通のトマム駅には、多いときで1日24本もの特急電車が停まります。
占冠駅から新千歳空港までは特急列車でおよそ1時間。新千歳空港から羽田までは約1時間20分。
朝7時の羽田発の飛行機に乗れば、午前中にはパウダースノー舞うトマムスキー場でスキーを楽しむことが出来ます。
「今日のしむかっぷ」をご覧になり、「はぁー、すげぇ所だなー。」などと思っているあなた。占冠村はあなたのすぐ手の届くところにあります。
 

思索の空間

JR占冠駅の待合室です。いかにも旅と列車を心から愛する鉄道マニアが喜びそうな室内。

粉雪の舞う午後の待合室。次の電車までは約1時間余り。少し前から雑誌を手に一人たたずむ青年。うつむき続ける彼は一体何を思うのか。今までの自分の短い人生を、それでもゆっくりと振り返っているのか・・・。
でも、良く見てみると、手に持っているのはアニメ雑誌で、実はオタクでマニアな私の友人だったりして。

とりあえずここは非日常的な感覚を味わうことのできる不思議な空間のように思えます。 

待っています

占冠村の主婦の皆様が、駅を利用するお客様のために1枚1枚縫い上げた座布団。
村の木として指定されている楓(かえで)の葉の刺繍が、1枚ごとに施されています。
訪れる人も少ないこの小さな駅で、誰かが腰をおろしてくれる時をじっと待っています。 

やさしい人

JR占冠駅の切符売り場で週に何日か働いていらっしゃる大和さんです。
待合室にそっと置いてある「ひとりごとノート」を紹介してくださいました。 

ひとりごとノート

JR占冠駅を利用してくださったお客様が、思い思いにその旅の思い出などを綴る「ひとりごとノート」
「このノートを見ていると、地元に住んでいる私達が気づかない村の素晴らしさなんかを発見できるんですよ。あと、気づいていなかった良くない事なんかもね。」
そう言って大和さんはにっこりと微笑みました。 

やがて春は来ます

自然豊かな占冠村。都会では決して得ることのできないような「ゆとり」溢れるこの地でも、そこは人間の住む所。
良い事ばかりあるとは言えませんが、自然は人間の日常などお構いなく、のんびりと、そして力強く春へ向かって歩み始めています 

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