居酒屋しずかにて

2001年02月06日(火曜日) 天気:今日の気温:午前6時現在 -17.4度

今日もお疲れ様

(占冠中央 居酒屋しずかにて)

いらっしゃい

占冠村の冬。雪降る夜にぽつんと光る赤ちょうちんの灯。
一歩足を踏み入れれば、そこは温かな料理と熱燗が待つ冬の楽園。
今日は、占冠村の飲ん兵衛さん達をちょっとご紹介。
写真はこの店のマスターであり、占冠ハイヤーという占冠中央唯一のタクシー会社社長兼運転手の今井さんです。
「いらっしゃい。おう、俺を写してくれるのか。」
すごく嬉しそう。
「お父さん!何やってんの!そのアジの開きは別の席でしょう!」
カウンター内にいる母さんからゲキが飛びます。

本当はそんなこと言ってません

渋いおじさんが一人、カウンター席に座っています。
赤銅色の腕でグラスを傾けているのは、占冠中央にお住まいの芦田さん。
「おう、誰の許可とって写真撮ってるんだ。」

ご満悦

今日は、誕生会を兼ねた占冠村役場産業課の新年会。
誕生祝いということで、特別に日本酒を一本持ちこませていただいております。
升酒を手にこれ以上ないという笑顔の田中さん。
こんないい顔はめったに見れません。

営業終了

「おう、正治!(上写真 田中さんの下の名前です。)いい酒飲んでるな。俺にも一杯くれや。」
「うーん。コリャうまい。いい酒だ。」
今井さんは、占冠中央ただ一人のタクシー運転手。これで今日の占冠ハイヤーの営業は終了です。

語りたい

新年会が始まって3時間。2次会へと移動する時間がやってまいりました。
2次会会場は産業課長である堤さんのお宅です。
みんな課長の家へ行ったのに、1人カウンターに残り、ママさんに語りかけているおじさんが一人。
「ねぇ母さん。色々大変だよな。」
「そうねぇ。」
「田中さん、さあ、そろそろ行きましょう!みんな待ってますよ!」

到着

占冠は今日も雪。風も強く寒い夜です。
ようやく課長の家に到着。
写真は、呼び鈴を押す背中がかわいい田中さんです。

この村のしきたり

当然ながら、課長の家ではもう2次会が始まっていました。
「遅かったねぇ。どこ行ってたの?」
「おう、三浦がタバコ買いたいって言うからよー。つきあってやってたんだ。」
それは遅れた原因の2%にすぎませんよ、田中さん。
飲み屋さんの少ない占冠村。遅い時間になると、飲み足りない方々は普通の民家に出没します。
夜中に突然呼び鈴がなっても居留守はご法度。
お互い様と思ってあきらめ、カギを開けなければなりません。

優しい2人

こんな私達を優しく迎えてくれる堤課長とその奥様。美男美女のカップルです。
いつもお世話になっています。このご恩は決して忘れません。このお礼は出世払いで。

帰り道

午前1時の占冠村中央部。
街路灯の光に反射し、道はキラキラと輝いています。

気を確かに

「ずいぶん寒く感じるけど、今の気温はいったい何度なんだろう?」
道の駅にある巨大温度計を見に行きました。
現在の気温はマイナス12.7度。
「気を確かに持って帰ろう。途中で眠ったら死んでしまう。」

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