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運動公園

2001年04月25日(水曜日)

牧草地もほんのりと緑色

裏山

占冠村役場の裏手には、「運動公園」という公園があります。
公園内は、まだ枯れ葉色。緑色になるにはもう少し時間がかかりそうです。
でも、なにかしら春らしいものがあるはず。
春を探しに、雪解けの水たまりの残る公園内に入っていきました。

味がある

運動公園には、ちょっとした遊歩道がありますが、かなり前に作られたもののようで、遊歩道の手すりなんかは大分くたびれています。階段として使われている丸太に至っては、土に還りかけていると言っても過言ではありませんが、そう言うとこの施設の管理者である教育長に怒られそうです。
まあ、実際に歩いてみるとなかなか味のある遊歩道です。
朽ち果てかけた遊歩道を登り切ると、その向こうには小さな沢が流れており、ちょっとした谷になっています。
その谷にはエゾノリュウキンカの群生があり、満開時には沢全体が黄金色の絨毯を敷き詰めたようになります。

一気に咲く

遊歩道の登り口付近に咲いていた福寿草。
茶色の落ち葉のあいだから、可憐な姿を見せていました。
関東あたりでは、1月の水仙に始まり、2月の梅、3月には木蓮、そして春のクライマックスを飾る桜と時節の移ろいに合わせて花が咲いていきますが、北海道の花はちょっと違います。
待ちに待った春を迎えると、堰を切ったようにあらゆる花が一気に咲き始めるのです。
これから占冠の森でも、ありとあらゆる花がいっせいに咲き始めることでしょう。

採れない

「そろそろ行者ニンニクが出ていないかな?」
春の山菜の一つ「行者ニンニク」を探してみました。
「おっ、あったあった。」
茶色い斜面の所々に、緑色の行者ニンニクが顔をのぞかせていました。
おいしそうですが、採るわけにはいきません。この山、実は「保安林」なのです。
*保安林・・・森林法に基づき、砂防・風水害・水源涵養(かんよう)などの目的を達成するために指定された森林のこと。伐採・土石採集などが制限されています。

拡大図

行者ニンニクの近影。まだ顔を出したばかりです。
大きさはまだ10センチほど。
最近は北海道でもめっきり採れなくなった行者ニンニク。
良いものをいっぱい採ろうと思ったら、いつでも熊が出てくるような山奥へ行かなければなりません。
そんな貴重な山菜が役場の裏手に生えている占冠です。

同じ山でも違うモンだ

斜面を登りきり、谷側へ下りていきます。
写真はようやくつぼみの見えだした福寿草。
表の斜面では花が開いていた福寿草も、日当たりの少ないこちら側ではまだつぼみのままです。
拡大図

金の谷

これが先ほどからご紹介している運動公園の裏手の沢です。
いまだ雪の残る焦げ茶色の谷も、あと10日もすれば金色の谷に生まれ変わります。
「ここまで言っておいて咲かなかったらどうしましょう?」

エゾノリュウキンカ

「おっ、あるわあるわ。」
足下には開花を待つエゾノリュウキンカがびっしりと。
先ほどの心配は取り越し苦労に終わりそうです。

一足お先に

ぽつりぽつりと気の早いエゾノリュウキンカ達が可憐な花を咲かせています。

森の動物たち

真ん中に写っているのは、リスが食べたクルミです。
よく見ると、谷のあちらこちらに数え切れないほどのクルミが落ちています。
決まって真ん中に穴が開いているところをみると、全てリスさん達が食べたものなのでしょう。
占冠の森では、少し注意を払うだけで森の動物たちの営みを目にすることができます。