肉牛の出荷

1999年03月19日(金曜日) 天気:午前6時の気温1.2度

肉牛の出荷風景

肉牛農家

今日は足首捻挫で机にかじりついている担当者の代わりに、畜産担当の青木氏が「今日のしむかっぷ」の撮影に出かけました。

写真は村内で肉牛を肥育している熊崎正さんです。今までに最高697,000円(税抜き)の去勢牛を生産したことがあるそうです。素人にはピンときませんが、その道の人に言わせればすごいことなのだそうです。
「畑は利益が上がらなくなった。和牛の方が今は利益が大きい。」とは熊崎さんの弁。
スポーツ万能、性格良しの跡取り息子「ゆうじ」さんは今メロンづくりに夢中です。
寒暖の差の激しい占冠村で作られるメロンは非常に甘いと高い評価を受けています。占冠村にきたら是非召し上がってみて下さい。時期になると村内の農協若しくは熊崎農園(占冠村字中央)で販売しています。 

卓号

熊崎正さん所有の「卓」号。今日、富良野市の隣にある中富良野町の肥育農家へ運ばれます。卓号の兄牛は2年前の北海度枝肉共励会(肉の素晴らしさを競う大会)で2位をとりました。当然卓号にも大きな期待がかかります。 

卓号(人間)

上の卓号命名の由来となった産業課林務係の平岡卓氏。名付け親は今日のレポーターであり、村の畜産係である青木氏です。なぜ卓とつけたのかは謎のままです。
「俺の名前にしたら大きくならないんじゃないか?」(体重48kgの平岡氏)
牛の卓号は後20ヶ月後には500kgの肉牛に成長するそうです。 

出発

いよいよ卓号の出発の時がきました。
いつもと違う雰囲気を感じて歩くのをいやがっているようです。 

ドナドナ

搬送用の車に乗るのを必死でいやがる卓号です。この写真を見ると小学校の頃音楽の時間に歌った「ドナドナ」を思い出しました。 

お別れ

卓号とお別れする熊崎さんたち。別れが一番辛いのは今まで一生懸命育ててきた人達なのでしょう。 

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