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高山植物コマクサ

2001年06月18日(月曜日)

占冠村字占冠地区にて

カラスアゲハ

威圧感

このホームページが作られている占冠村役場産業課の午後。
担当者の正面に座り、一心不乱にワープロを叩いていた田中さん(産業課主幹・通称「親分」)が突如顔を上げ、「ぎょろり」とこちらを見つめました。
「おい、三浦!ホームページのネタやるぞ。車に乗れ!」
親分の勢いと威圧感におされ、なにがなんだかわからないうちに林務車に乗っていました。
「どこ行くんですか?」
「山下さんの家でよ、珍しい高山植物の花が咲いたんだ。「コマクサ」って言ってさ、高山植物の代表よ。これはインターネットで紹介せんと!」

到着

そうこうしているうちに、占冠村字占冠地区にお住まいの山下さん宅に到着しました。
ちょうど山下さんご夫妻も表にいらっしゃいました。
「どうもー、こんにちはー。コマクサの写真を撮りに来たよ。」
優しい目で、にこやかに挨拶する親分。さっきとは別人のようです。

妙に納得

家の玄関前に敷き詰めた砂利の一角に、コマクサは咲いていました。
「これがコマクサですか?」
「そうさ。種をもらってさ、蒔いてみたら見事に咲いたんだ。」
ニコニコと答えてくださる山下さん。
「へえ、初めて見ましたよ。」
「でも、田中さん、高山植物なのに何故ここで咲くんですか?」
「さぁなあ。やっぱり高い山に近い気候なんじゃないか?」
そのご推論、正しくはないかもしれませんが、妙に説得力があります。

高山植物

高さは約10センチほど。細かな裂片からなる淡緑色の葉と、薄紅色の花弁。花弁には白いものもあるようです。
わざわざ過酷な砂利に根をおろしているところなんかは(元々そこに種を蒔いたのですが)、いかにも「岩場に強い高山植物」という感じです。
<右の写真をクリックすると拡大写真をご覧になることができます>

見たまんまの形が名前

コマクサを漢字で書くと「駒草」
花の形が馬の頭に似ていることからこの名がつけられたといいます。
花の長さは1.5センチ程度でしょうか。
ひたすら頂上を目指して歩き続ける時は全く気づかなかった小さな花の個性も、
立ち止まり、周りをゆっくりと見渡すことができた時には、きっと見つけることができるのでしょう。