エゾノリュウキンカ満開状況

2001年05月07日(月曜日)

占冠村役場裏運動公園にて

エゾノリュウキンカの群生

咲いてたよ

今日の占冠は雨。
ちょうど産業課に来ていた役場企画課の伊藤さんが言いました。
「三浦君、インターネットで紹介していたエゾノリュウキンカが満開だよ。」
「あれっ?入り口に『立ち入り禁止』の看板がありませんでした?(※1)
「そうなの?別の登り口から行ったから気づかなかったよ。」
「今度ここにいっぱい咲きますよ!」と紹介しておいて(※2)、満開の状況をお知らせしなかったら、このページをご覧になっていただいている皆様に申し訳ない。
「よっしゃ、ちょっと行きますか。」
雨の降る中、観光協会の堀部さんと2人、雨で滑りやすい斜面をえっちらおっちら登っていきました。しかも革靴で。

咲いてる咲いてる

行ってみると、なるほど谷一面にエゾノリュウキンカが咲き乱れていました。
聞こえるのは静かな水音ばかり。
晴れた日、小川の輝きに反射して映える花も綺麗ですが、雨に濡れてしっとりとした様子もなかなか風情があるものです。
「この花を眺めながら吟醸酒でも1杯飲りたいですね。」
「アッハッハッハッ。」
笑ってこたえる堀部さん。
「そんなこと思うのはお前だけだよ。」
・・・口には出しませんでしたが、目はそう語っているのでした。

春は足早

4月25日に撮影したこの場所の様子です。
10日ほどの間にすっかり雪もなくなりました。
あの頃はまだつぼみだったエゾノリュウキンカも今が盛りです。
北海道の春。山々は1日ごとにその色を変えていきます。

実は食べられる

春雨に濡れる可憐な花。
実は食べられるそうです。
おしたしにするとなかなかの味だとか。

ほんとだ

「そういえば例のあずま屋はどうなってるんだろ?」
遊歩道立ち入り禁止の原因となった(5月2日分参照)あずま屋へ行ってみると、なるほど見事に潰れていました。
あずま屋の前には「危険ですので近づかないで下さい」との看板が。
普通、あずま屋といえば藁葺きや茅葺きのものが一般的ですが、雪深い占冠のあずま屋は、雪の良く落ちるトタン屋根です。
良く雪の落ちるトタン屋根も、長年の風雪に耐えて久しい柱木も、老朽化と今年の大雪にはかなわなかったようです。

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