火災発生

1998年01月26日(月曜日)

今日の気温

午前9時現在-11度
(占冠村役場前設置温度計による) 

占冠消防署

のほほんと役場の中で仕事をしていると、突然サイレンが鳴り出しました。「あれぇ、もう昼のサイレンかな。いや、違う、火事だ、出動だ。」「係長、ちょっと行って来ます。」そう、私も占冠村消防団員の一人。手元にあったデジタルカメラを手に、役場から200mほど離れた消防署までネクタイ姿のままダッシュし、防火服に着替え、消防車に乗り込みました。 

消防車の中で

現場はどこですか。」「トマム方面のトンネル付近らしい。」給水はどこからするか、消防車の配置はどうなるか、など緊迫した空気の中段取りについて説明があります。 

現場到着

現場に到着すると、工事現場横のプレハブ作りの整備工場が、もうもうと煙を上げていました。

給水

近くに消火栓や防火水槽のない山の中に現場があったため、近くの川の氷をぶち破り、そこから給水することになりました。「おーい、ホース持ってこい!」「了解!」この写真は私が雪坂を転げ落ちながら給水ホースを運んだ直後に撮影したものです。 

放水開始

中に酸素ボンベや重油のタンク等があるため、慎重に消火活動を進めます。片手に放水ホース、片手にデジタルカメラの体勢で撮影しております。
消化活動中にのんびり写真など撮るな!と思われるかもしれませんが、「後で検証に使うからしっかり写真とっといて」との指示も出されております。 

打ち壊し

これ以上の延焼を抑えるためと、燃焼部分への放水が的確に命中するために、「トビ」という長い鎌のような道具を使って壁を壊していきます。 

鎮火

懸命な消火活動の結果、けが人もなく、延焼することもなく無事鎮火することができました。「それでは撤収!」これから60kmほど離れた中富良野町へ出張です。それでは皆様また明日お会いしましょう。 

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