足跡と骨

1999年06月06日(日曜日) 天気:晴れ

足跡

日も傾きかけた午後6時、場所は占冠村上トマム地区の山の中。ふと車外を見ると何やら動物の足跡らしきものが見えます。 「一体何の足跡だろう?」車を降りて足跡へ近づいてみます。 

拡大図

近づいてみると、どうやら鹿の足跡のようです。「鹿が元気に駆け巡ることの出来る山が、民家から1キロメートルも離れていないところにある占冠村ってなんて素敵なところなんでしょう!」・・・そう自分に言い聞かせる今日この頃。 

今のはなんだ?

「さ~て、そろそろ帰りましょうかね。」占冠村役場への帰り道、道路の左側に何か棒のようなものが落ちているのが見えました。 20メートルほど通りすぎて車を止め、ハンドルを握りながら考え込む私。 「今のはただの木の棒か?いや・・・、何かが違う。醸しだす雰囲気がただの棒キレのそれではなかった。」 とりあえず車をバックさせ、その棒らしきものの正体を確かめることにしました。 

ほね

その「棒」の正体は、まだ毛がついている鹿の足の骨でした。 なぜ、何故にココにこんなものがあるのか。車に轢かれた鹿の死体ならわかる。白骨化した骨でも多少無理はあるがまだ納得できる。しかし、一昨日くらいまで野山をピョンピョン跳ね回っていたような新鮮な?鹿の足がなぜここにあるのか。 ・・・・それ以上深くは考えず、速やかにその場を去る。

役場に帰ってからその経緯を想像する(あくまで想像です)
1.鹿が何らかの理由で死ぬ。
2.その鹿を熊が食べる。
3.キツネがそのおこぼれにあずかり、更に晩酌のつまみに足を一本持ってくるが、重くなったのでここに捨てていった。
このような推理でいかがでしょう?

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