トマム薪能(たきぎのう)

2012年11月23日(金曜日) 天気:まさに、雪見薪能日和!

26年ぶりにトマムで能楽公演

昭和61年に行われて以来、実に26年ぶりとなる能楽公演が星野リゾート トマムで行われました。
外はすっかり、雪景色・・・トマムで一期一会の雪見薪能を堪能しました!

村民講座

公演に先立ち、村民講座はじまりました。
こちらは、占冠村民限定の講座です!
本日の主役を務めるシテ方の工藤寛さんから解説をいただきました。
皆さん、理解できましたか?
その後は、栗林祐輔さん、野中正和さん、高野彰さん、大川典良さんの4名の囃子方(はやしかた)能楽師によるお道具(楽器)の説明と体験講座です。
能は一人一役、各楽器のスペシャリストなのです。
村民代表8名が舞台に上がり、体験しました!
いかがでしたか~、うまく音が出せたかな?
貴重な機会をいただきました能楽師の皆様に感謝!

開演のお時間となりました。

まずは主催者あいさつ、占冠村伝統芸能事業実行委員会で会長を務める中村村長です。
多くの皆様にご来場いただき、感謝とお礼のあいさつがありました。

引き続き、東京国立博物館の銭谷館長よりご祝辞を頂戴しました。
東京からこの公演のために駆けつけていただき、誠にありがとうございました。

占冠神楽「大蛇(おろち)」披露

占冠村伝統芸能「占冠神楽」の披露が行われました。明治末期の開拓時に広島県から占冠村双珠別(そうしゅべつ)地区へ伝わった神楽。今回の公演では、伝承元の広島県安芸高田市の「錦城(きんじょう)神楽団」4名が助っ人として出演、占冠神楽保存会とのコラボレーションが実現しました!
いや~素晴らしかったです!!!

狂言 和泉流 「棒縛」

狂言は、シテ野村又三郎さんによる「棒縛」です。
狂言は、笑いの原点・・・会場内には大きな笑い声が響き渡りました。
堪能してますね~、ワッハハハ・・・

能 金剛流 「船弁慶 白波之伝」

能は、シテ工藤寛さんによる「船弁慶 白波之伝」。本日お越しいただいた皆様は、とてもラッキーなお方です・・・船弁慶の中でもこの「白波之伝」は、波をける舞をふんだんに取り入れた特殊な演目なのですよ!
能は、今をさかのぼること約650年、14世紀から15世紀にかけて大成され、今日に至っている舞台芸術です。
ご来場いただいた皆様、幽玄の世界を存分にご堪能いただけましたでしょうか?

今回の公演は、多くの関係者の皆様の御支援と御協力をいただき実現されたものです。実行委員会一同、皆様に感謝と御礼を申し上げます。

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