炭焼き小屋

2000年12月27日(水曜日) 天気:今日の気温:午前6時現在-24度

占冠村の炭焼き小屋

地吹雪

占冠村では、昨日の夕方から夜中にかけて大雪が降りました。風が吹くと新雪が舞い上がり、視界がきかなくなるほどです。

頑張っている人

車を走らせていると占冠村直営の炭小屋のそばで深雪に埋もれてもがいているおじさんが目に入りました。
どうやら雪に埋もれかけている炭小屋に向けて道をつけているようです。

占冠村観光協会長

「長谷川さん、何やってんですか?」おじさんの正体は占冠村観光協会長の長谷川さんでした。長谷川さんは今、占冠村の炭つくりに情熱を燃やしています。
「いやあ、このままじゃあ炭小屋が潰れちまうからよ、雪下ろしに来たんだ。」
「昔はなぁ、夏は農家、冬は炭焼きをする家が多かったんだ。山ん中で炭を焼いて炭を引っ張り出して運んで・・・いやぁ、昔の人は大変だったべなぁ。」
遠い目をしてしみじみと言う長谷川さん。
今の長谷川さんも大変に見えますが。

屋根より高い

雪下ろしをしているもう一人の方に声をかけてみました。
「お疲れ様です。いやぁ、降りますねぇ。」
「本当だぁ。雪おろしといっても、おろした雪のほうが屋根より高くなっちまった。」
・・・本当だ。

また来春

今年最後の炭焼きをしているそうです。
今回焼かれた炭は来年の春まで窯から出さずそのまま中に入れっぱなしにするそうです。
そうしないと窯が凍りついてだめになってしまうんだとか。
熊さんと一緒に占冠の炭窯も冬眠に入ります。

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