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勝負の2日目
札幌大通公園を舞台に行われているリンケージ・アップフェスティバルも今日で2日目。
昨日の売り上げは33万円くらい。目標の100万円にはほど遠い数字です。このままでは村に帰れません。
「よーし、明日は頑張ろう!」
そう言って盛り上がったススキノの夜。
そのテンションを保ちながら頑張り抜けるか。
勝負の2日目に入ります。
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大にぎわい
お客様の数も昨日よりはだいぶん多いようです。
芝生の上に座りながら、秋の味覚を楽しむ家族連れがあちらこちらで見受けられます。
平和って素敵ね。
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怒られるまで
「通りに出てPRしてもいいかな?」
ブース内での販売に業を煮やした佐々木さん(左)と山本さん(右)が担当者(私)に尋ねます。
「さあ?怒られるまではいいんじゃない。」
かなりテキトーな担当者。
「よっしゃ!」
水を得た魚のように飛び出してゆく2人。
「ぼりぼりキノコ100円だよー。」
彼らの体を張ったPRのおかげで、100円のぼりぼりキノコ1200袋を完売することが出来ました。
「販売はブース内でお願いします。」
途中で事務局のお兄さんに強制送還をくらっていましたが。
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いつかは客として参加したい
「じゃあ、弁当を買ってきますね。」
売れ行きも伸びてきて、接客にてんやわんやの占冠ブースを後にしました。
このイベントに出店者として参加していると、販売と商品の供給に追われて、他のブースを見る余裕なんぞはほとんどありません。午前9時から夕方までほとんど立ちっぱなし。北海道の旨いものが集まっている会場で、代わる代わる幕の内弁当をパクつきながら売り子に専念するのみです。
「旨いものを食べたいなあ」と思っても、そういうブースにはたいてい長蛇の列が出来ています。
長蛇の列に長いこと並び、さらに後ろの方に気を使わず「焼きホタテ20個とツブ焼き15個!」なーんて頼む勇気は残念ながらありません。
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素敵
上の写真は、牡蠣で有名な厚岸(あっけし)町直送の焼き牡蠣と焼きツブの順番を待つ皆様でした。
爽やかな秋空のもと、生ビールを飲みながら焼きツブ。
素直に「羨ましい。」
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懲りてない
弁当を抱えて帰ってくると、
「ごはんの素、3つで400えーん!」
さっき注意されたばかりの佐々木さんが、ブースから体を乗り出して絶叫しています。
なるほど通りに出ているのは上半身のみ。メガホンの使用もやめたようですが、基本的に彼は懲りていないようです。
絶叫し続ける佐々木さんと山本さんの売りっぷりを後ろから見ていた田中親分(占冠村役場産業課主幹です)がポツリと言いました。
「お前ら、安物売らせたら上手いな。」
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ボロボロだけど楽しかった・・・
午後5時。2日間に渡るリンケージ・アップフェスティバルが終了しました。
売り上げも、商品がほとんど無くなったところを見ると目標近くまで達成できたようです。
「楽しかったなぁ・・・。」
帰り道、車窓を流れゆく景色をながめながらそうつぶやいた山本さん。
叫び過ぎてつぶれた声が、宴の後の寂しさを一層きわだたせます。
「山本さん、泣いてるんですか?」
鋭くつっこむ観光協会の竹内氏。
「泣いてなんかいないさ。泣きはしないさ。でもすごく楽しかった・・・。また来年も来ようね・・・。」
彼の頬にひと筋の涙。
「さーて、村へ帰りますか!」
ハンドルを握る手に力が入ります。
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