占冠村のあらまし

占冠村へようこそ。
占冠村は北海道のほぼ中心部にあります。冬寒く、夏涼しいところです。自然がいっぱいの本物の田舎ですが、トマムリゾートというとてつもなく大きなリゾートがあったりもします。そんな占冠村の内容を少しご紹介します。

木々のざわめき、森に生きる動物たちのささやき。緩やかに流れる時間の中で、季節の移り変わりを一つ一つ肌で感じていく。都会では決して味わうことの出来ない、ありのままの美しい自然。「自然体感占冠」まさに北海道の大自然を丸ごと凝縮した魅力が、占冠村を訪れる皆様をお迎えいたします。

占冠写真

名前の由来

占冠(しむかっぷ)の名前の由来は、アイヌ語の「シモカプ(shimokap)」からで、『とても静かで平和な上流の場所』のことを意味しています。その名の通り今も変わらず、静かで平和な村です。

位置・面積

北海道のほぼ中心部、上川管内の最南端に位置する占冠村。東北は南富良野町、南は日高町と平取町、西は夕張市とむかわ町に接し、村界はほとんど分水嶺から成り立っています。総面積は571.41平方キロメートル(東京23区とほぼ同じ大きさ)で、その94%が山林という大きくて小さな村です。 

位置

  • 極東 東経 142度43分55秒
  • 極西 東経 142度16分35秒
  • 極南 北緯 42度52分55秒
  • 極北 北緯 43度7分54秒 

距離

  • 東西37.2キロメートル
  • 南北27.7キロメートル 

面積

全体/571.41平方キロメートル(平成30年度固定資産概要調書)
  • 田/1.59平方キロメートル
  • 畑/5.80平方キロメートル
  • 宅地/0.90平方キロメートル
  • 池沼/0.28平方キロメートル
  • 山林/537.30平方キロメートル
  • 牧場/0.04平方キロメートル
  • 原野/11.05平方キロメートル
  • 雑種地/2.93平方キロメートル
  • その他/11.52平方キロメートル 

人口

人口・世帯数(2024年2月末住民基本台帳登録数)

人口:1,595人(9)/男841人(3) 女754人(6)/世帯数:1,154(8)
 ※うち外国人数548人(12)※( )内は前月末との差

  • 中央:665人
  • 占冠:76人
  • 双珠別:40人
  • トマム:814人
  • 出生:2人
  • 死亡:1人
  • 転入:42人
  • 転出:34人

アクセス

占冠村は、北海道のほぼ中心に位置し、札幌をはじめ、旭川・帯広・苫小牧・帯広などの都市に近く、交通アクセスも充実しています。札幌から帯広を結ぶ、JR石勝線、高速道路道東道の丁度中間点にあり、道東方面は勿論のこと、旭川、富良野方面へも移動がしやすく、新千歳空港からも車(高速)で90分と、北海道外のお客様にも訪れやすい場所にあります。 
アクセスマップ

気候

占冠村は、北海道の内陸部にあり、しかも近接した高峻な山岳に囲まれていることから、気候は内陸性です。気温の日較差、夏冬の格差も大きく、風は主として西風、西南風が多く吹きます。降水量は、年間約1,400ミリメートルに達し、積雪も100センチメートル前後になります。緑まぶしい夏は涼しく、ダイヤモンドダスト煌めく冬は寒いところです。 

占冠の歴史・産業

歴史

明治35年5月に最初の入植者として、佐藤農場支配人の日蔭長松が小作人七戸を連れて入地したところから、村の歴史は始まります。

農業

占冠の農業は、先人たちが未開の地に鍬をおろして開墾し、じゃがいも、カボチャ、トウモロコシ、小豆などの雑穀から、 気温の寒暖差を生かした、より甘みを増したメロン、西瓜、上質なグラニュー糖の原料になるてん菜(ビート)、ハウス栽培を中心としたほうれん草などが主に収穫されています。近年では、安全で安心な生産物にこだわり、有機栽培や循環型の農業を目指して就農する若者も増えています。新鮮な野菜が安く手に入る年に一度の収穫祭は、観光客だけではなく住民も楽しみにしているお祭りのひとつです。

林業

総面積の94%を森林が占める占冠村の林業は、農業とともに村を支える基幹産業としてその役割を果たしてきました。森林の役割は木材の生産の他、地球環境保全や住民の安らぎの場としての役割も担っています。 

酪農

道内で最も古い肉牛の産地の一つとして知られる占冠村の和牛は、全国各地に肥育素牛として出荷されていきます。健康な大地に広がる牧草地に放牧されているため、足腰が強く丈夫な牛として全国的にも高い評価を受けています。また、一戸一戸の酪農家から出荷される牛乳は、ミネラル十分で味もそれぞれ違います。 

商工観光

占冠村の商工観光は、トマム地区を中心としたスキー場、ホテルなどの観光業、鵡川やその周辺の自然を利用したアウトドア体験やそのガイド業、村内や道内の原料を中心に幅広い山菜製品を加工販売している中央地区の山菜加工場など、いずれも地域にある資源を有効に活用した商工業といえます。