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初夏の風さわやかな占冠村の朝に

2003年06月12日(木曜日) 天気:今日の気温25.9度

占冠の朝

初夏の風さわやかな北海道占冠村の朝。
場所はこのホームページが作られている占冠村役場産業課。
「さーて、今日も頑張りましょうかね。」
席に着いてメールをチェックしてみると、中田産業課長から添付ファイル付きのメールが入っていました。

中田産業課長からのメール

愛しの三浦様

先日ニニウに行ったとき同行した野原さんが撮った写真です。
〈造林地に筋状に残った笹の中で眠っていたらしく、人間がすぐそばに近づいてから気がつき飛び出してきました。しかし親から離れたようで遠ざかりながらもこちらを振りかえります。かわいそうですがどうすることもできず、野生の厳しさを教えられた一こまです〉
何かに使えればどうぞ。なお、著作権は野原さんにあります。

中田

姑息な担当者

・・・なるほど。私を愛してくれているのはわかった。
鹿さんが可愛そうなのもわかる。
でも、この写真の著作権者である野原さんって誰だ?
この写真は勝手に使って良いものなのか?
まぁ・・・いいか。課長が良いって言ってるんだから。
ありがたくアップロードさせて頂きましょう。
こしゃくな責任回避に思いを巡らす姑息な担当者。

言葉は偉大

 さて、悲しげな若鹿の目を見ると、遠い記憶の中からふと、一首の歌が浮かんできました。

世を捨てて
深山の庵の寝覚めにも
友はありけり
小牡鹿(さおじか)の声

日露戦争の日本海海戦における作戦を立案し、「知謀湧くがごとし」とうたわれた名参謀秋山真之の作です。
松山の貧しい家に生まれた真之は、正岡子規をはじめとする松山中学の秀才達が次々と東京へ出て行くのをただ見送ることしかできませんでした。その頃、友を思い我を思いながら詠んだ歌です。
悲しげな若鹿の目を見なから、ふとそんなことに思いを馳せるひととき。
100年以上前の少年の心を今に伝える。
言葉って偉大ですね。