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今日のしむかっぷ特別編

2005年03月12日(土曜日)

荒れる沖縄の海

日本有数の厳寒地である占冠の長い冬。
突然ですが、暖かな海をながめてみたいとの強烈な渇望が心を満たしました。
「よし、沖縄へ行こう!」
昨年の1月、いきなり教育委員会に移動してから早1年。
皆様お元気でいらっしゃいますか?
私は・・・相変わらず元気で行き当たりばったりです。

冬の日本海

「よーし、沖縄に着いたぞ」
宿に着いた頃はもう夕暮れどきでした。
残念ながら天候は雨。
「おいおい、はるばる来たって言うのに雨かよぉ」
遠くに見える海はまるで荒れ狂う冬の日本海。
きんしゃらきんしゃら鳴り響く場違いな風鈴の音。
「バキッ」
あれっ、傘も折れちゃった。風も強いのね。

占冠よりも

翌朝。
ヤシの葉がベートーベンの頭です。
北海道人なら台風かと思うほどの風。
気温は10度くらい。
海水混じりの横風に振られながら、
「あのー、気のせいか占冠より寒く感じるんですけど」

珍味

「俺を誰だと思ってるんでい!こちとら日本一寒いところから来たんでい!」
粋がって長袖シャツ一枚で来た私がバカでした。
道行く人には冬物のコートを着ている人もおりました。
話に何の脈略もありませんが、写真は今日の昼食です。
その名も沖縄名物「海ぶどう丼」
どんぶりの外周を囲む緑の部分が「海ぶどう」です。
なかなか美味しゅうございました。

ひめゆりの塔

所変わって沖縄県南部の糸満市にやってきました。先の大戦で沖縄戦の最終激戦地となったところです。
写真はかの有名なひめゆりの塔。
この塔の手前にはガマと呼ばれる洞窟があり、沖縄戦時には伊原第三外科壕として使われていました。昭和20年6月19日早朝、この壕にガス弾が投げ入れられ、潜んでいたおよそ80名の方が命を落としました。

語り部

このひめゆりの塔の裏手には「ひめゆり平和祈念資料館」があります。
館内には、自らの体験を静かに語る元ひめゆり学徒隊の姿がありました。
五歩ほど離れた場所でそのお話をじっと聞き、そっと会釈をしてその場所を離れたのでした。

千羽鶴

沖縄県民の4人に1人が亡くなったという沖縄戦。
あまりにも悲しく惨い歴史です。
そして昨今、忘れられようとしている忘れてはいけない歴史です。
これからも彼女たちへの献花と平和を祈る千羽鶴の尽きることのなきように。

美ら花

いつの間にかあれほど強かった風はやみ、
穏やかな風が頬を撫でながらサトウキビ畑の向こうへと流れていきます。
足下にはハイビスカスの花が午後の光を受けて揺れていました。
生きる力をたたえた真紅の花弁。
大丈夫。
雨でも風でも寒くても、あなたを見ただけで沖縄まで来た価値がありますよ。